お肌に大敵の紫外線は、特に4月~8月にかけて紫外線量がぐんと高くなります。
気温が高い時期と必ずしも一致しないので、春は紫外線対策に油断しがち。後で後悔しないためにしっかりケアが必要です。
紫外線とは
お肌に影響のある紫外線は『UV-A』と『UV-B』の2種類あります。
○ UV-A
- UV-Bに比べて波長が長く、曇りの日でもお肌の奥深くまで入り込みます。お肌の弾力性を保つコラーゲンを破壊してシワやたるみなどの老化を招きます。特に5月はピークを迎えます。
○ UV-B
- UV-Aより波長が短くエネルギー量が強いのが特徴で、表皮に急激な影響を及ぼし、シミや乾燥の原因となります。
紫外線からお肌を守る
● 日焼け止めを塗る
- 日焼け止め化粧品に必ず記載されてる2つの記号があります。「SPF」と「PA」です。
「SPF」はSun Protection Factorの略で、「UV-B」が肌の奥まで届く時間ををどれだけ遅らせるか数値で示されます。SPF10なら10倍、SPF30なら30倍になります。水辺のレジャーの後におきる悲劇もUV-Bの仕業です。
「PA」は表皮を焦がす「UV-A」を防ぐ効果を表します。ちょっとした外出でも、日焼け止めを塗っておく必要があります。Protection Grade of UVAの略で、「PA+」「PA++」「PA+++」の3種類があります。「PA+」は2倍から4倍程度、「PA++」は4倍から8倍程度、「PA+++」なら8倍以上の時間を遅らせることができます。
短時間の外出なら肌への負担の少ない「SPF30」で「PA++」位で十分だと言われています。アウトドアを楽しむ時には「SPF50」で「PA+++」の日焼け止めをオススメします。
● つばの大き目の帽子をかぶる
- 日焼け止め化粧品で紫外線を防ぐことはできますが、その分肌への負担も増えます。帽子も上手に活用しましょう。お肌のためには紫外線を浴びないのが一番です。生活シーンに応じて色々と組み合わせてかしこい紫外線対策をしましょう。
● 日傘をさす
- 帽子よりも広い範囲で紫外線を遮断してくれるのが日傘。でも選ぶのに困ったことはありませんか?
日傘の色は主に2パターン、黒っぽい色と白っぽい色に分けられます。色の性質上、黒は紫外線を吸収します。白は紫外線を反射しますが光を透過する色です。ですので黒い日傘の方が一般的には紫外線防止効果が高いと言われています。
ただ、UVカット加工が施されている日傘ならば、色はあまり気にする必要がないかもしれません。最近はシルバーコーティングで強力に紫外線をカットできる日傘も増えてきています。また、照り返しの紫外線も大敵。大き目の傘ぶことがポイント。好みのデザインでおしゃれも楽しみながら積極的に使うようにしましょう。
● サングラスをかける
- 眼が日焼けをすると、実は肌も日焼けをしてしまいます。これは角膜が紫外線を吸収すると、脳に肌を守るためにメラニン色素を作れ!という指令を出すからです。いくらお肌のUVケアをしていても、眼が無防備だとその効果は半減します。
UVカット加工されたサングラスやコンタクトレンズは紫外線からお肌を守ってくれるのです。もちろん日焼けによる角膜炎や白内障も防ぎ、デリケートな目の周りの皮膚も守ることもでき老化対策になります。
必ずUVカット加工されたサングラスを選んで下さい。レンズの色は関係ありません。